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顎関節症のつらさに——鍼灸で整える“噛む”力と全身バランス

「口を開けるとカクカク音がする」「顎が痛くて食事がつらい」「口が大きく開かない」 ——それは顎関節症(がくかんせつしょう)かもしれません。

顎関節症とは?

顎関節症とは、顎の関節やその周囲の筋肉に障害が起き、痛みや動きにくさ、音が鳴るなどの症状が現れる状態です。主な症状は次の3つです:

1.開口障害(口が大きく開けられない)

2.関節雑音(口の開閉時にカクッ、ジャリッといった音がする)

3.顎の痛み(特にあごの付け根や咬筋・側頭筋の緊張)

原因はさまざまですが、多くの場合に関わっているのが筋肉の緊張やストレス、噛み合わせの問題です。睡眠中の食いしばりや歯ぎしり、ストレスによる無意識の力みなども、顎関節に大きな負担をかけています。

鍼灸で顎関節症はよくなるの?

鍼灸は、顎まわりの筋肉の緊張をゆるめるだけでなく、自律神経や全身のバランスを整えることで、根本改善を目指す治療法です。

1. 筋肉の緊張をほぐす

顎関節症で最も重要なのが、咀嚼筋(そしゃくきん)と呼ばれる筋肉群の緊張です。咬筋(こうきん)・側頭筋(そくとうきん)・内側翼突筋(ないそくよくとつきん)などが硬くなると、顎の可動域が狭まり、痛みや関節音が生じます。

鍼を使ってこれらの筋肉に直接アプローチすることで、深層まで緊張を緩和し、動きやすく痛みの少ない顎へと導いていきます。

2. 自律神経の乱れを整える

顎関節症は「ストレス疾患」とも呼ばれます。精神的な緊張が筋肉の緊張に直結し、噛みしめや歯ぎしりを誘発します。鍼灸では、頭部や背中、手足などにある自律神経のツボを刺激することで、交感神経と副交感神経のバランスを整え、リラックスしやすい体をつくります。

施術中に寝てしまう方も多く、鍼灸を受けるだけで「心が緩んで、食いしばりが減った」と感じる人もいます。

3. 全身のバランスを調整

顎の動きは、実は首、肩、背骨などとも密接に関係しています。姿勢が崩れていたり、片方だけで噛む癖があったりすると、顎関節にも負担がかかります。東洋医学では、顎の不調は「腎」「肝」「脾」の弱りや、経絡(けいらく)の滞りとも関連していると考えます。

そのため、顎だけでなく全身を診て、体質に応じたツボ(例:太渓、肝兪、脾兪など)を使い、根本からの改善を図ります。

よく使うツボの例

・頬車(きょうしゃ):顎の咬筋にあり、直接的に痛みや緊張を緩めるツボ。

・下関(げかん):顎関節付近のツボで、可動域の改善に有効。

・合谷(ごうこく):顔面や頭部の不調全般に使う代表的な手のツボ。

・太衝(たいしょう)・神門(しんもん):ストレスによる筋緊張を和らげる。

鍼灸の施術の流れとペース

まず問診で生活習慣や噛み癖、睡眠、ストレスの有無などを確認し、顎だけでなく首・肩・背中などもチェックします。治療では、局所の緊張をとると同時に、全身の調整を行うのが基本です。

週1回を目安に、3〜5回ほど受けることで、痛みが軽くなったり、口が開けやすくなる実感を得られる方が多いです。慢性の食いしばり・歯ぎしりがある方は、月1回程度のメンテナンス施術もおすすめです。

日常生活でのセルフケアも大切

・顎まわりを温める(ホットタオルなど)

・食いしばりに気づいたら顎をゆるめる

・柔らかい食事ばかりでなく、適度な咀嚼を意識する

・長時間のスマホ・PC姿勢を見直す

・寝る前のリラックスタイムを大切にする

まとめ

顎関節症は「ただの顎の痛み」ではなく、全身のバランスやストレスと深く関係しています。薬やマウスピースだけでは改善が難しい場合も、鍼灸で根本から整えることで、驚くほど楽になることがあります。

「朝起きると顎が痛い」「食事中に顎が気になる」「口が開けにくくなってきた」そんなお悩みがある方は、ぜひ一度、鍼灸の力を体験してみてください。あなたの顎が、そして体が、少しずつ楽に変わっていくかもしれません。

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