腸脛靭帯ってどこ?
腸脛靭帯(ちょうけいじんたい)は、太ももの外側にある長い靭帯です。
骨盤から膝下までつながっており、走るときに膝を安定させています。
しかし、この靭帯が膝の骨とこすれ合うと炎症が起きます。
それが「腸脛靭帯炎」です。
症状は?
最初は「膝の外側がちょっと痛い」程度。
走り続けるとズキズキ強い痛みに変わります。
特に下り坂や長距離で痛みやすいです。
ひどくなると、歩くだけでも痛むことがあります。
原因は?
・急に走る距離が増えた
・太ももやお尻の筋肉が硬い
・O脚ぎみの足の形
・フォームの乱れ
・シューズや路面の影響
こうした要因が重なると炎症が起きやすくなります。
一般的な対処法
痛みが強いときは「休む」ことが大切です。
アイシングで炎症を抑えるのも効果的。
ストレッチやフォーム改善も必要です。
でも、休むだけでは再発しやすいのが難点です。
鍼灸のアプローチ
ここでおすすめなのが「鍼灸」です。
鍼をすることで筋肉のこわばりを和らげます。
血流が良くなり、炎症の回復が早まります。
太ももやお尻の筋肉に鍼をすると、腸脛靭帯への負担が減ります。
結果、痛みの改善と再発予防が期待できます。
東洋医学の考え方
東洋医学では「膝の痛み=気血の滞り」と考えます。
ツボに鍼やお灸をすることで、流れを整えます。
代表的なツボは「陽陵泉」「風市」「環跳」など。
これらを使うことで全身のバランスを改善します。
鍼治療のメリット
1.即効性がある
2.筋肉の硬さを根本から改善
3.薬に頼らず副作用が少ない
4.膝だけでなく全身を整えられる
特に「走りながら治したい」という方には最適です。
当院での取り組み
当院では、お一人おひとりに合わせた施術を行います。
・痛みが強い方には鎮痛メイン
・再発予防には全身調整
・セルフケアのストレッチ指導もセット
「大会に出たい」「練習を休みたくない」という方も安心です。
実際の声
「膝の痛みが減って走れるようになった」
「鍼をすると足が軽く感じる」
「練習を休まずに改善できた」
こうした声を多くいただいています。
まとめ
腸脛靭帯炎はランナーに多いケガです。
休むだけでは治りにくく、再発しやすいのが特徴です。
鍼灸は炎症を抑え、筋肉をゆるめ、回復を早めます。
さらに再発予防にも効果的です。
「走りたいけど膝が痛い」
そんなときは、ぜひ鍼を体験してみてください。
自然な力で回復し、快適なランニングを取り戻しましょう。