「歩くとつま先が落ちる?」腓骨神経麻痺に鍼灸ができること/高田馬場エリアの鍼灸院といえば高田馬場αはりきゅう院

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足の灸頭鍼

「歩くとつま先が落ちる?」腓骨神経麻痺に鍼灸ができること

このコラムは腓骨神経麻痺について記載しております。 歩くときにつま先が下がって歩きずらい、、鍼灸治療で神経の経路を整えましょう!

腓骨神経麻痺とは?

腓骨神経麻痺(ひこつしんけいまひ)は、
足の外側から甲にかけての感覚障害や、足首を上に持ち上げる力が弱くなることで
「下垂足(かすいそく)」と呼ばれる状態を引き起こす神経障害です。
症状が進むと、歩くときにつま先が引っかかってしまい、
足を高く持ち上げる“鶏歩(けいほ)”という独特の歩き方になることもあります。

腓骨神経は、太ももの後ろを通る坐骨神経がひざの外側で枝分かれして分岐した神経で、
足首や足指を持ち上げる筋肉、外側の感覚を支配しています。
そのため、この神経に障害が起こると、運動と感覚の両面で症状が出やすいのが特徴です。

主な原因

腓骨神経麻痺の原因には、以下のようなものがあります。

〇長時間の正座や足を組む姿勢
 膝の外側を通る神経が圧迫されやすく、血流が滞ることで麻痺が起こります。

〇ギプスやサポーターによる圧迫
 骨折や手術後の固定などで神経に圧迫が加わるケースがあります。

〇やせ型・急激な体重減少
 脂肪や筋肉が少ないと神経が骨の上で圧迫を受けやすくなります。

〇糖尿病や神経疾患による二次的な影響
 血流障害や代謝異常が神経の働きを低下させます。

このように、圧迫や循環不良が関係していることが多く、
神経自体が切断されるような重度の損傷でなければ、回復の見込みもあります。

一般的な治療法

整形外科では、まず原因を取り除くことが第一です。
圧迫姿勢を避ける、
装具で足首を固定して転倒を防ぐ
などの保存療法が中心となります。
また、電気刺激やリハビリテーションによって、麻痺した筋肉の再教育を図ることも行われます。
神経が強く圧迫されている場合は、手術による除圧が必要になることもあります。

鍼灸治療によるアプローチ

東洋医学では、腓骨神経麻痺のような症状を
「気血の滞り(けつ)」や「経絡の障害」として捉えます。
神経や筋肉に通じる“経絡(けいらく)”の流れが滞ることで、
筋肉が動きにくくなったり、感覚が鈍くなったりすると考えます。

鍼灸治療では、主に以下のような目的で施術が行われます。

① 血流促進による神経の回復サポート

鍼を用いて筋肉の緊張を緩め、患部周囲の血流を改善します。
これにより、神経への酸素・栄養供給が高まり、自己修復力を促進します。
特に、下肢の経穴(ツボ)である「足三里」「陽陵泉」「絶骨(外踝の上)」
などを使い、循環を整えます。

② 筋肉の再教育・運動機能の回復

麻痺が起きている場合、動かない筋肉の周囲に微細な刺激を与えることで、
神経と筋肉の連携を取り戻す手助けをします。
パルス(低周波)鍼を併用し、電気刺激によって
筋肉をリズミカルに動かすことで、自然な再生を促す方法もあります。

③ 経絡の調整による全体バランスの回復

腓骨神経麻痺の多くは、局所的な問題だけでなく、
身体全体の「気血」の滞りや「冷え」「疲労」も関係します。
たとえば、足の冷えや腰の緊張、骨盤周囲の血流低下が背景にあることも少なくありません。
そのため、局所だけでなく全身調整を行うことで、根本的な回復を目指します。

回復までの流れ

神経の回復には時間がかかりますが、鍼灸を継続的に行うことで、
「足の感覚が戻ってきた」「力が入りやすくなった」といった変化を感じる方も多いです。
個人差はありますが、週1〜2回の施術を続けながら、
日常生活での姿勢改善やストレッチを併用することで、
より良い回復が期待できます。

日常生活での注意点

・足を組む・正座など、神経を圧迫する姿勢を避ける

・冷え対策を行い、血流を保つ

・運動療法で足首や膝の柔軟性を保つ

・栄養バランスを整え、神経の回復を助ける(ビタミンB群など)

鍼灸と生活習慣の見直しを組み合わせることで、回復をより早めることができます。

まとめ

腓骨神経麻痺は、日常のちょっとした姿勢や圧迫がきっかけで起こることがあり、
早期に気づいて対応することがとても大切です。
鍼灸治療は、血流と神経の働きをサポートし、自然治癒力を引き出す有効な手段です。
もし「足の力が入りにくい」「つま先が引っかかる」「外側の感覚が鈍い」といった症状がある場合は、
早めの治療をお勧めいたします。

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