「肩の前側がズキッと痛む」
「物を持ち上げると肩前面に違和感が走る」
「腕を上げ下げするたびに引っかかる感じがある」
このような上腕二頭筋長頭腱炎でお困りではありませんか?
上腕二頭筋長頭腱炎は、肩の前面を通る上腕二頭筋長頭腱に炎症が生じる疾患です。
スポーツ動作や反復動作による負担が原因となることが多く、放置すると慢性化しやすいのが特徴です。
症状
上腕二頭筋の長頭腱は、肩関節前面を通過し結節間溝を走行します。
この部位に炎症が起こると、肩前面に痛みが出現します。
主な症状は、
・肩前面の局所痛
・物を持ち上げると痛む
・肘を曲げる動作で痛み
・肩の引っかかり感
・圧痛(結節間溝部)
特に腕を前方へ挙上する動作や、重い物を持つ動作で痛みが出やすいのが特徴です。
原因
① オーバーユース
野球、テニス、筋トレなどの反復負荷。
② 肩甲骨の機能低下
肩前面へストレス集中。
③ 姿勢不良(巻き肩)
長頭腱が持続的に引き伸ばされます。
④ インピンジメント併発
肩峰下スペースの狭小化。
肩単独の問題ではなく、肩甲帯全体の連動が重要です。
タイプ分類
・急性炎症型
安静時も痛む → 鎮痛優先
・運動時疼痛型
特定動作のみ痛む → 負荷管理重視
・姿勢関連型
巻き肩顕著 → 胸郭調整必要
・併発型
インピンジメント併存 → 総合的施術
東洋医学からみた病態
東洋医学では「痺証」「気血瘀滞」に分類されます。
・気滞 → 動作時痛
・瘀血 → 局所圧痛
・肝血不足 → 筋疲労回復遅延
・風寒湿 → 急性炎症
局所炎症を抑えつつ、全身の気血循環を整えます。
当院の施術
【局所炎症への慎重なアプローチ】
長頭腱周囲へ過度な刺激を避けながら施術。
鍼刺激により、
・炎症抑制
・血流改善
・疼痛軽減
を図ります。
【肩甲骨・胸郭の調整】
前鋸筋・僧帽筋機能改善で前面ストレス軽減。
【深部安定筋への刺激】
腱板機能を高め再発予防。
症例紹介
症例①:20代男性(ジムトレーニング)
ダンベルカール後に右肩前面痛出現。結節間溝に強い圧痛。急性炎症型と判断。
初回は鎮痛中心に施術。
3回目で日常動作痛消失。
6回目でトレーニング復帰。フォーム修正指導実施。
症例②:30代女性(保育士)
抱っこ動作で慢性的に肩前面が痛む。姿勢不良と肩甲骨固定を認める。
肩甲帯調整+長頭腱周囲アプローチを実施。
4回で挙上時痛軽減。
8回で無痛化し再発なし。
症例③:高校野球部内野手
送球時に肩前面痛。インピンジメント併発。
炎症鎮静→肩甲骨可動域改善→体幹連動強化の順で施術。
5回で投球痛軽減。
9回でフルスロー復帰。
よくある質問(FAQ)
Q. 腱断裂との違いは?
A. 筋力低下の有無や可動域評価で判断します。必要に応じ医療機関紹介します。
Q. 安静にすべきですか?
A. 急性期は負荷軽減が重要です。
Q. どれくらいで改善しますか?
A. 軽度なら数回、慢性例は継続施術が必要です。
お問い合わせはこちら
上腕二頭筋長頭腱炎は早期対応が重要です。
我慢して使い続けると慢性化します。
高田馬場で肩前面の痛みにお悩みの方は、ぜひ一度ご相談ください。

【執筆者 紹介】
高田馬場はりきゅう院
院長:三野 紗来

【グループ院 紹介】
東京α鍼灸院:中目黒駅
渋谷α鍼灸院:渋谷駅
吉祥寺αはりきゅう院:吉祥寺駅
三茶はりきゅう院:三軒茶屋駅
