【うつ病に見られる主な症状】
うつ病では、以下のような心身の不調が見られます:
・抑うつ気分(気分の落ち込みが続く)
・興味や喜びの喪失(好きなことに関心が持てない)
・疲労感・倦怠感(何もしていないのに疲れている)
・集中力・判断力の低下
・食欲や体重の変化(増加・減少)
・睡眠障害(寝つきが悪い、早朝覚醒)
・自責の念・無価値感
・動悸・息苦しさ・頭痛・胃の不快感など身体症状
これらの症状は、周囲には伝わりにくく、本人も「甘え」や「怠け」と感じてしまうことがあり、適切なケアが遅れがちです。
【東洋医学ではどう捉える?】
東洋医学では、うつ病のような「心と体が両方つらい状態」を、「気(エネルギー)」や「血(栄養)」の巡りの停滞として捉えます。
代表的なタイプには:
・気滞タイプ:ストレスで気の流れが滞り、胸のつかえ感やイライラ、便秘などが現れやすい。
・気虚タイプ:エネルギー不足によって、疲れやすく、やる気が出ない、ため息が多い。
・肝鬱脾虚タイプ:ストレスと胃腸虚弱が合わさり、気分の落ち込みと食欲不振を伴う。
・心腎不交タイプ:不安感や不眠が強く、夜になると症状が悪化しやすい。
東洋医学ではこうした体質を見極め、全身のバランスを整えることで、症状の根本改善を目指します。
【鍼灸でできること】
鍼灸は、薬に頼らず心と体の両面に働きかけるケアとして、うつ症状の緩和に用いられています。
・自律神経の調整:百会、神門、内関、足三里などのツボで交感神経と副交感神経のバランスを整えます。
・気の巡りを促進:気滞タイプには太衝、肝兪などを使って、ストレスによる滞りを解消します。
・睡眠の質向上:安眠、失眠、心兪などの経穴により、不眠や浅い眠りにアプローチ。
・消化機能や免疫力の向上:脾胃を整えることで、体力回復と心身の安定につなげます。
鍼灸は、症状や体質に合わせてやさしい刺激で施術できるため、心身が過敏になっている方でも安心して受けられるのが特長です。
【まとめ】高田馬場はりきゅう院
うつ病は、心だけの問題ではなく、体の声でもあります。「がんばれない自分」を責めずに、まずは体のケアから始めてみませんか?
当院では、女性鍼灸師が丁寧にカウンセリングを行い、体質と症状に合わせた鍼灸施術を提供しています。
また、駅から徒歩4分と通いやすい場所にあり、落ち着いた空間で安心して施術を受けていただけます。
薬だけに頼らず、自然な方法で心と体の調和を取り戻したい方は、ぜひ一度ご相談ください。
あなたの「本来の自分らしさ」を、ゆっくり取り戻すお手伝いをいたします。