テニス肘と鍼灸治療 〜東洋医学から見る肘の痛み〜/高田馬場エリアの鍼灸院といえば高田馬場αはりきゅう院

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テニス肘と鍼灸治療 〜東洋医学から見る肘の痛み〜

テニス肘は、肘の外側に痛みを感じる症状で、スポーツだけでなく、パソコン作業や家事、工具の使用などでも起こることがあります。「テニス肘」ですが、実際にはテニスをしない人にも多く見られる障害です。

この症状は、手首や指を伸ばす筋肉が付着する肘の外側の骨(上腕骨外側上顆)に炎症が生じることで発生します。繰り返しの動作や過負荷が主な原因であり、痛みは物を持ち上げたり、ドアノブを回したりするような日常的な動作でも強く感じることがあります。

西洋医学と鍼灸のアプローチの違い

西洋医学では、テニス肘に対しては消炎鎮痛剤の投与、ストレッチや筋トレなどのリハビリテーション、場合によってはステロイド注射や手術が選択肢となります。しかし、これらは炎症や痛みを一時的に抑えることに重点が置かれており、再発を防ぐためには根本的な体の使い方の見直しが必要です。

一方、東洋医学に基づく鍼灸治療では、局所の痛みに対処するだけでなく、全身の気血の流れや筋肉・腱のバランスを整えることを重視します。肘の外側に鍼を打つだけでなく、肩、背中、手首、さらには内臓の働きに関係する経絡(けいらく)を整えることで、体全体の調和を図り、自然治癒力を高めるアプローチをとります。

鍼灸治療の実際

鍼灸師はまず、患者の全身状態や生活習慣、動作パターンを問診・観察します。そのうえで、テニス肘に関連する経絡(特に手陽明大腸経、手太陽小腸経など)やトリガーポイントを選び、細い鍼を用いて筋肉や腱の緊張を緩和します。また、お灸を併用することで、血流を促進し、冷えや炎症を改善することが期待されます。

治療頻度は症状の程度によりますが、週1〜2回の施術を数週間継続することで、多くの患者が痛みの軽減や可動域の改善を実感しています。

鍼灸の効果を高める生活習慣の見直し

テニス肘の改善には、鍼灸だけでなく、日常生活での負荷を軽減する工夫も重要です。重い物を持つ際の姿勢、パソコンやスマートフォンの使い方、料理や掃除などの動作において、手首や肘への負担を意識して見直すことが再発予防に繋がります。また、肩甲骨まわりの柔軟性を保ち、体幹を安定させるエクササイズも有効です。

加えて、東洋医学の視点からは、気血の巡りを良くし、体を内側から整える生活習慣が大切とされています。たとえば、冷たい飲食物を控える、ストレスを溜めない、規則正しい睡眠をとるなど、日々の小さな積み重ねが治癒力の向上に役立ちます。

まとめ

テニス肘は、日常の繰り返し動作が原因となる身近な障害です。痛みが慢性化する前に、早めの対処が望まれます。鍼灸治療は、痛みの軽減だけでなく、体全体のバランスを整えることで、根本的な改善を目指せる療法です。西洋医学と組み合わせながら、自分に合った方法で体をケアしていくことが、再発予防と健康維持への第一歩となります。

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